「焼く」という言葉は様々な意味があるので、
「焼き鳥」がイメージするあの焼き鳥ではない調理方法であっても別にいいわけです。
だから「今治焼き鳥」が串に刺さっていなくたってそれはそれ。
いわゆる串に刺さったのは炭火などで炙っているので「グリルドチキン」。
だとすると今治焼き鳥は鉄板焼きなので「ソテードチキン」。
しかも鉄板で押さえつけて焼くので「プレッシングソテードチキン」。
違うか(笑)
それはともかく今治焼き鳥を食べたい!
ここは松山、お城の近く「大街道」。
この日は奥さんとの二人旅。
ちょっと夜の繁華街に。
大街道少し逸れたところにまた小さな飲み屋街。
目指す「今治やきとり 桃介」は結構さりげなく存在。
小さなビルの奥まった1階。
「奥へどうぞ~」
カウンターをすり抜けて・・・
ということで、2席ある掘りごたつ式のテーブル席へ。
キャベツと枝豆がお通しで。
さて、何にしようか。。。。
・・と、ここでおねえさんが「最初に”かわ焼き”出していいですよね」の一言。
そうか、名物の「かわ焼き」はもうデフォルトなんですね。
まずは乾杯。
改めて「かわ焼き」。
これはもうこの姿からして「美味しい」が確定でしょう。
不味いわけがない。
で、実際・・・・美味しいのなんのって。
皮といいつ、皮つきの肉もあり、もうその時点で一般的なやきとりの「かわ」とは違いますね。
甘いタレも焼き鳥のそれとはまたちょっと違うし、
いわゆる串の焼き鳥とかは一切忘れてしまってこの今治やきとりには臨むべき。
別もの、別もの。
半熟の卵に絡めればさらに別もの。
外せないつけものの盛り合わせ。
つぎのオーダーは、
せせり焼きとアスパラ焼き。
せせりは塩コショーの味付け。
ぺたんこなのはやっぱりプレスのなせるワザ。
これは頼んで正解な一品。
奥さんがオーダーした「アスパラ焼」
ポン酢、いや”酢醤油”?がかかってます。
これもプレス感。
合いの手の「やまいもたんざく」
これもいいねー。
愛媛の料理って、不思議となんでも一味が合う。
つくね焼き。
意外なカタチ。
でもやっぱりプレスされているのがすぐわかります。
これまた一味が実に合う。
けっこうお腹いっぱいなんだけど、どうしてもリピートしたくなってしまった「かわ焼き」
むしろあと2回くらい繰り返したいくらい(笑)
なぜこれが関東にほとんどないのか!!
だめだ・・完全にクセになりそう。
今度は「せんざんぎ」とか「やまいも焼き」なんかもたのみたい。
飲み食いして二人で5千円足らず。
小さな店でしたけれど、来てよかった!