アウトドアエッセイ

【考えてみる】キャンプでの喫煙について


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以前のとある日、キャンプサイトの端っこに何かが固まっているのをよく見てみたら・・・


それはタバコの吸い殻


1本や2本ではなくそれはもう塊の域。種類も一つではなくどうもここが暗黙のポイ捨て場になっていたようですね。


※このことはとりあえずキャンプ場さんにはお伝えしました。




キャンプで喫煙というものはどうなのかを考えるとき、それはこのようなポイ捨てがされているという前提からでは間違った方向へいってしまいます。

しかし、これが考えるきっかけとなったことは間違いありません。


このポイ捨ての山は、キャンプのマナーではなく、単に社会的に「モラル」の欠けた行動でしかありません。



以前、.HYAKKEIにおいて

「モラル」と「マナー」を考えること、それは美しいキャンプを成立させること

を書かせていただきました。



この中には「喫煙」に関しては触れていませんでした。


ですのでこの内容に照らしあわせて喫煙をもう一度考えてみます。




「マナーは相対的な価値観の違いであり、とても難しいもの」

としています。


喫煙も、喫煙派、禁煙派それぞれの価値観が存在します。


「おそらく誰にとってもややこしいのがこちら(マナー)です。モラルというのは法令順守と同様、ある種の絶対的な基準があって、やっていいこと、やってはいけないことがおおよそ誰にとっても明確です。

ところがマナーは、自分がいいと思ったことが他人には迷惑となる場合や、他人のやっていることが自分だけ気になってしょうがない。というような、曖昧でいて、そして相対的な判断基準であるがゆえ、その価値観の違いからトラブルにまで発展してしまうことが多いわけです。」

と続けました。



きっと喫煙もこの状況でしょう。




さて、キャンプ場としてのルールはどうなっているのかをみてみましょう。




タバコは必ず各キャンプサイト内、又は指定の喫煙場所で吸う様にして下さい。いなかの風キャンプ場は施設の全てに枯れ草等の燃えやすい物が点在しています。絶対に「くわえタバコ」や「ポイ捨て」はしないように注意して下さい。

(いなかの風)


建物・施設内は禁煙となっております。
また、歩きタバコは大変危険ですので、喫煙はサイト内やベランダ、灰皿のある所でお願いします。

(青川狭)


ルールには厳しい代表2キャンプ場なので多くのスタンダードでしょう。




他のキャンプ場なども参考に箇条書きでまとめてみると


  • 管理施設、付帯施設、宿泊施設内での喫煙は不可(ベランダは微妙)
  • サイト内は喫煙可
  • 指定喫煙場所がある
  • 歩きたばこ、さらにはくわえたばこは不可
  • ポイ捨て厳禁


という内容でほぼまとまっています。




当然最初にあったポイ捨ては言語道断、山火事の原因にもなるモラル以上の危険行為ということになります。



難しいのは「サイト内は喫煙可」という点でしょうね。



まずサイト内で複数の人が存在した場合。

私の喫煙をする友人たちのほとんどはサイト内でプカプカしているのをあまり見たことがありません。時々いなくなるのでそれが喫煙タイムなのでしょう。指定場所、もしくは自らの灰皿を持参して人のいないところへ。


つまりマナーは相対的なので、喫煙派が禁煙派に合わせようとしてくれている最も理想的なパターンです。



これはいいとして、サイト内に誰もいない、しかし隣のサイトに(他人の)誰かがいる、これはどうでしょう。


壁のない隣り合わせのサイト。タバコのにおいが自分のサイトに流れてきたら・・


サイト内は喫煙可


ルールはそうだからタバコを吸ってもルール無視ではないわけですね。


そうはいっても煙を無条件で吸わされてる方はたまらない。


※といっても2回までちょっとがまんしましょう。



もし嫌煙重視で考えるのなら、「サイト内は喫煙可」は廃止して「喫煙は指定の場所で」など”分煙”をデファクトスタンダードにするしかありません。


一方「自然の中でタバコを吸うからうまい」「ふだん分煙しているんだからオープンエアのここ(自分のサイト)くらいゆっくりタバコを吸わせてよ」という気持ちも十分にわかるんですよね。



けれど私はやっぱり「相対的」と考えるのがキャンプなので、気分を害する方を上位に考え、分煙されたほうがいいと思うのです。



タバコを美味しく吸う場所は何も絶対にサイトじゃなきゃいけないわけでもないですから。

キャンプ場は広いですよ。灰を落とすことのないように携帯灰皿を持ってそういう場所を探してみては。

そして「停まりタバコ」。歩いてはいけませんので。



もしかしたら・・・たばこの匂いって、ただ単にイヤな匂いという言うだけでなく、一種の「現実感」をイメージングさせてしまうから嫌悪されるのかなぁなんて思ったりします。

それこそ「自然の中でタバコを吸うからうまい」の真逆で、「自然の中なのにタバコの匂いで日常感に戻されたくない」みたいな。



まぁ、これは私の考えですから大いに異論もあるでしょう。


私も今やタバコを吸わない身になったからどうしても「吸わない」立場に立っているともいえますが、タバコを愛してやまない方のいろいろな考え方も聞いてみなければならないとは思っています。


ちなみにキャンプ場のオーナーさんにはこの「喫煙」「分煙」のことをけっこう聞いているのですが、やはり多くのキャンパーからの意見は「分煙」を望んでいるという答えが支配的だそうです。

もっというと思い切って「分煙」を明確なルールとして記載しようと考えられていらっしゃるオーナーもいました。

でもそれを実行する決定打がない、といいうもの現況のようですね。





喫煙を大論議にしようなんて気はないんですが、こういう考える機会も少しは必要かと。



とにもかくにもキャンプ場だろうがなかろうが、ポイ捨ては絶対に止めましょうね。







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by sammag | 2017-05-18 07:00 | アウトドアエッセイ | Trackback | Comments(0)

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