3.11。
多くの多くの皆さんがこの日に、この日だからの想いをさまざまな場所で表現されていること思います。
私も災害に遭われた当事者の方々へはとても遠く及ばないのですが、やはり今日は特別な気持ちをもって朝を迎えました。
穏やかな小春日和。けれど何か底知れぬ緊張感を感じざるを得ません。
あの日も穏やかな日だったと記憶しています。
.HYAKKEI編集部にご協力をお願いをして、この記事を3.11に合わせるよう前日に公開いただきました。
偉そうなことをいえた義理ではないのですが、自分なりの震災の日に関わる大事であろうことをお伝えできれば、と。
千葉県香取市にある農園リゾート「THE FARM」。農園リゾートという表面的なことだけではなく、その存在意義には深いものがありました。
以下、記事の一部を抜粋します。
-----------------------------------------------------------
東日本大震災以降、この先私たちが住む都市部はどんな不測な災害に見舞われるかわからない現実を感じています。もし都市部の家を失ったら私たちはいったいどこに行けばいいのか、これは極めて大事な問題です。一方、過疎化から都市への一極化がさらに進めば、それに伴い都市周辺には高齢化に伴う限界集落が増加しています。
-----------------------------------------------------------
そもそも私たちがなぜ野菜を欲するのか。これを考えることは極めて大事な瞬間です。
あの「3.11」はそれを教えてくる大切なきっかけであったかもしれません。満ち足りた生活からすべてが消えてしまったとき、いったい何を私たちが欲するのか。
毛利さんによれば、東北大震災の直後すぐに不足したもの、それはまず「水」、物資を輸送する基礎の「ガソリン(トラック)」、実はその次が「野菜」という順番だったということです。これは阪神淡路大震災の時も同様で、野菜は水分と共に窮地における栄養補給の源であり、また鮮度がある故確保が難しいという現実を知るところとなりました。
人間が生きていくうえで野菜は極めて大切なものであり、日常を支えると同時に、不測の事態に対して備えるべき優先順位の高いものであるということです。
-----------------------------------------------------------