全国らーめんの記録

◆「熱い」ラーメンとは。


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こういってはなんだけど、なんかが「惜しい」気がする。


独立独「歩」なのはいいんだけど・・・




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西武線小手指駅から数分。

ただ通り過ぎるとそこにラーメン店があるような気がしない。

そのひっそり感は別にいいと思うし、何が何でも目立てばいいというものでもない。




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非常にこざっぱりした店内で、ちょっとクロスバイクが置いてあったり、レンガ風のクロスであったり、すごく上品。




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いかにも口数が少なそうな店主。

ラーメン店でこういう店主にカウンター越しに出会うと否が応でも緊張感が高まる。



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ん?


なんというか、華がない。

そして活気がない。


見ればフツーのレイアウトなんだが。

どういうわけかそんな空気感が。




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全く新しい味というよりかはどこかで記憶した味でもあり、魚介の香りは程よく一口目から食べやすい。




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平打ちというよりリングイネのような形状でとてもおいしい。



麺もスープも最初はいい。


ところが食べ進むうちに徐々に徐々に力が無くなっていく。

どんどん平板になっていくというか。


最初に感じた華の無さも手伝って。


まるでラーメンとの会話が途切れていくよう。





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このとき、客は私一人。


私にラーメンを出した後、主人はまるで気が抜けたように椅子に座って雑誌だか新聞を見ていた。

お店を出るまで1回たりともこちらを見なかった。


カウンターしかない店で、例え客が10人だろうが1人だろうが、その食べている間に「仕事を終わらす」のを見せるのはどういうことか。


こんなことが「華の無さ」であり、「ラーメンとの会話」が途切れる要因につながっているのだろう。



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外にあるこれらの看板が物悲しい。


料理人は一皿の、自分が手掛ける一杯の中に、最大のメッセージを込めてほしいものだ。


それが完成であろうがなかろうが、その途中の問いかけですら強烈なメッセージであり、それが「核」だと思う。



お店もいいし、それぞれの食材の素材もよさそうだ。

けれどラーメンが醒めている。

冷めている、のではなく、醒めている。




引き合いも出すまでもないが、ラーメンの神様「山岸一雄」さんはとにかく熱いラーメンを出してくれた。

私はそれにとてつもなく感動し、その熱さを何度も求めた。

結局その後何がおいしいラーメンなのはあの時に基準が決まったといってもい。

でもそれは味だけのことではない。料理人の姿勢がどんなに味を左右するかということ。




熱いラーメンとは、熱いメッセージの一杯に他ならない。





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by sammag | 2016-10-23 08:00 | 全国らーめんの記録 | Trackback | Comments(0)

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