驚いた。こんな場所に「本むら庵」があるなんて。
荻窪に始まり、六本木アマンドの真向かいなどで長年親しまれる老舗が普通の街道沿いに余りに普通にある。
外観はミニ荻窪。
家紋が異なる?
店内もミニ荻窪。
せいろ。
本むら庵といえば石臼挽き十割かと思いきや、これは二八ではないかな。
むしろ私個人はこの方が好きだ。
香りと喉越しのバランスがよい。
鳥南蛮。
適度につゆに脂が溶けこみ、こちらもバランスがよい。
蕎麦屋は暖簾分けというものがあってとてもよい。
本むら庵の場合、株式会社でもあるから暖簾分けが正しいかはわからないが、マニュアルチェーンではないから、まさに本むら庵の名前を暖簾として受け継ぎながら独自性がある。
暖簾は字を見ればどうも冬のもののようだ。語源は禅宗に由来するらしい。
店側からみたらブランドの信用保証であり、客側は「暖簾を潜る」と表されるようにブランドに触れる儀式だ。
暖簾という言葉は、何か和様の素敵な感じがする。
ジャンル:そば
アクセス:西武新宿線航空公園駅西口 徒歩10分
住所:〒359-1143 埼玉県所沢市宮本町1-17-26(地図)
周辺のお店:ぐるなび 所沢×そば
情報掲載日:2016年1月23日