星のソムリエ&ソラ

◆望遠鏡が見せてくれるもの ~国立天文台 天文台歴史館、そして渋川春海

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「遠くを望む鏡」と書いて「望遠鏡」

直接的に言えば「遠く先を見る」ということにりますが、「望む」をHOPEの意味で考えれば、「遠く手に入らないものを率いれる」といってもいいかもしれません。

我々がそこへ行くことが出来なくても、遥か彼方の対象物を近くに引き寄せることは「望遠鏡」によって適えられます。








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国立天文台「星と宇宙の日」

1年に一度のオープンデー。
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びっくりするほどの賑わい。

国立天文台なので「お祭り」という言葉は不似合いだけど、人の集まりの様子はそれです。




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この日もらった缶バッジ。


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館のいろいろな場所で開かれている催しは、科学に興味がもしなかったとして訪れたとしても、たぶん立ち止まらずにはいられないでしょう。

さながらサイエンスフェス。


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「宙ガール」もたくさん。

「宙フェス」のときとはまた違った、宇宙好きの女性たちが実に目立ちました。



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現・天文台歴史館(大赤道儀室)。

1926年完成以来、1998年まで天体観測に当たった歴史ある建造物。


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日本最大口径65cmドイツのツァイス製屈折型望遠鏡。

焦点距離10m。ものすごい長焦点ですね。

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半端ない大きさの赤道儀。

現在引退したとはいえ、今でもモニュメントにふさわしい存在感です。


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年末年始などを除き常時公開され、パネルやたくさんの資料とともに天体の魅力と奥深さをここで知ることができます。




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私の好きなフォーマルハウトの周りに、こんな塵の輪があったんですね。

ハッブル宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡のコンビネーションでこの画像ができたそうです。



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太陽観測衛星「ひので」が捉えたコロナ。


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2013年に話題となったアイソン彗星。

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かに星雲の超新星残骸M1。

1054年超新星爆発のその後。

金星くらいの明るさが2年も続いたとか。

メシエカタログ、記念すべきNo.1.

すばる望遠鏡での撮影。


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星形成領域 S106

まるで宇宙に跳び回るバタフライ。


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M31 アンドロメダ銀河。

数十億年後には我々の住む天の川銀河と合体するともいわれてます。


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木星とその衛星「ガニメデ」

ギリシャ神話に出てくるゼウスの近接「ガニュメデース」は超美男子。

あまりの美しさにゼウスが誘拐して自分のものにしたといいますね。

誘拐するときになった姿が「わし」。つまりわし座。


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TMT =Thirty Meter Telescope (30メートル望遠鏡)は2024年稼働を目指す超大型望遠鏡。


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ハワイにある「すばる望遠鏡」の口径が8.2mですからけた違いの大きさ。


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こちらがすばる望遠鏡。

その頭上にはまさに「すばる=プレアデス星団」がありますね。


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こちらは石垣島天文台。

背景には天の川。


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VERAの電波望遠鏡。


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チリのアタカマ砂漠に建設中のアルマ望遠鏡。

なんと壮観な・・・


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1階には天文学の資料も。


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日本の天文学といえば、渋川春海。

国立天文台には多くの資料が現存します。


私にとっての渋川春海は天文学者ではなく、「碁方」安井家であるほうがインパクトがあります。

安井家といえば、本因坊家と並ぶ碁の家元。

なにしろ安井けの創始、算哲の長男なのですから。

しかし二代目は養子の算知が引き継いだため渋川に改名。

実際碁の腕前も相当なもので、本因坊道悦を破るほど。

その打ち方には天文を道とするものらしく「天元=番の中央」、つまり意味するものは北極星から初手を打つというこだわり。

碁石それは「星」ともいわれるし、昭和の天才、本因坊のタイトルを長く持った武宮正樹はその打ち手が「宇宙流」と呼ばれたり、碁と天文というのは切っても切れないものでしょう。

春海(算哲)を可愛がったのが徳川光圀。

このあたりは岡田准一主演映画「天地明察」にも登場しています。

史実を元にしたフィクションということで顛末がちょっと異なります。

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実は・・・私、碁が好き、むしろ「碁の歴史」が好きで、ご多分に漏れず棋聖「本因坊秀策」ファン。

その後アニメの「ヒカルの碁」にこの秀策が関わった時には興奮を隠せなかったです。


あ、天文の話から大きく逸れた・・・(笑)



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すっかりこの建物に魅せられ、気が付けば閉館の時間。


望遠鏡が見せてくれるもの。


それは到底私に語れるものではありませんが、この空間に居てほんの少し人生観が変わったかもしれません。

何がどう変わったかのか・・・

そうですね、その答えは「望遠鏡の先」にあるようです。



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by sammag | 2015-11-02 07:00 | 星のソムリエ&ソラ | Trackback | Comments(0)

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