前回ご案内した
◆もう2バーナーなんていらない!? ~テーブルの上の二重奏「ST-526」
から少し時間が経ってしまいましたが、改めて新富士バーナーさんの2016年度の新製品をご紹介できればと思います!
まずはおなじみST-310のちょっと風変わりバージョン。
「リアルツリー」
水転写による迷彩柄で、北米でウケているというこの模様はおもしろいですね。
実はわたしがウケたのはそこではなく(笑)、ブラックの脚。
310に絶対的な信頼を寄せる私としてはこういうバージョンが増えるのは触手が動きますな。
「レギュレーターストーブ専用点火ハンドルケースセット」ST-3104CS
ユーザーの意見をしっかり聞き、細かかな検証を繰り返し製品化していきますね。
買いやすい!(ハンドル単体での販売もあり、なん¥500)
Gストーブとして親しまれています。
私も使っています。しかも貴重なガルヴィバージョン。
ただしこのオールブラックではなく、エッジのみブラックとのこと。
マルチMUKA SOD-372 (仮称)
マルチの意味は、ガソリンとOD管がノズルを換えずに両方使えること。当然余熱必要なし。
バーナーもウィンドマスターと同じすり鉢状に。
なんと、焚き火台。
着火剤がなくても紙一枚と小枝で着火できるんじゃないかな。
¥7000予定。
そういうことを大仰に言わないのがまた奥ゆかしく・・・
ありとあらゆるアイデアが詰まってますな。
よーく見てください、これ持ち方逆でしょ。
そういつもの逆に持つとトングになる!!
レトルトとかつまめなかったりするじゃないですか。
アイデアですねー。
たぶん、これ売れると思うのです。
けれど一方、認めつつも買わない、そいう人もいるでしょう。
それが一番のSOTOブランドの弱点かな。
ギアの色気、これが足りない。
利便性や信頼性は大きくボーダーラインを超しているけど、消費者は決してそれだけでは「投資」をするとは限らない。
商品に必ず色気を求めます。
特にアウトドアギアには必ずどこかにロマンの香りを求めるからです。
「投資」は必ずしも着実なものだけでなく、ギャンブルもあります。
とても真摯で真面目なメーカーゆえどうしても対極になってしまいますが、そういうギャンブルな気持ちで財布を緩ませてくれるようなナニかが生まれてきたらもう鬼に金棒でしょう、きっと。