「うまい ラーメンショップ うまい」
あれです。
ラーショに関しては実に複雑かつ、ミステリアスなので、こちらの記述をご参考に。
共和制ラーメン主義!街で見かけるラーショってなんだ!?
数あるラーショ系列の中、異彩を放って連日連夜人気なのがかいざん。
この西船橋店は、ラーショでは極めて異例な駅近店。
すでにかいざんは(ニュー)ラーメンショップの名前を外しているので、そういう暗黙も取れたでしょう。
しかし見れば赤い天幕、まんまラーショ。
人気は単なるバロメーターとはいえ、ラーショ系列でこんなにメジャーな存在は他にありません。
というか、ラーメンの個店と認められているのが実に稀有。
今や、ふなっしーのお墨付きまで。
が、店はカウンターのみ。
そしてあくまでもラーショのプレゼンス。
ただ、ラーショでこれだけの活気は珍しく、だいたい通常のラーショは平々凡々こそよしとしているのでやはり異例。
あまりの人気ゆえか、ラーショの要たるネギばかり作業する専任も。
大定番、かいざんラーメン。
ネギ、肩ロースチャーシュー、海苔、ワカメをほどよく乗せたラーショオールスター。
この青磁器もラーショの証しであり、家系の源流をインスパイアさせます。
ラーショのモニュメントたる安定のネギ。
しかし、麺だけがラーショデフォルトと大きくことなり、時流の製麺。
スープもラーショのある意味よしとされている薄っぺらいとんこつ醤油を輪郭のはっきりしたものとして作られています。
チャーシューも良くできており、ラーメン全てに「仕事」が施された印象。
「うまい ラーメンショップ うまい」という無個性で根拠のない?自己主張のラーショのシュールさから抜け出したら、本当にうまいと世間から言われているのだから不思議なものです。
けれど、ラーショは絶対無くならないで欲しい。
むしろ物真似ばかりの無個性な「麺屋ナントカ」がはびこるなら、安定のラーショがしっかり街道のランドマークであって欲しい。