とにもかくにもびっくりしたのがスタイリング&パッケージング。あまり言いたくないのですが、2年前のモーターショーで発表された新型インプレッサを見たときの落胆はどうしようもないものでした。クルマの成り立ちはそれなりのコンセプトでしたが、いかんせんスタイルがあまりにも時代遅れで、先代に遠く及ばない、そしてルーツの初代がもたらした真似の出来ないスポーツワゴンの伝統を、はっきり言えばスバルで始めて商業車くささまで感じさせる、魅力の感じられないスタイリングでした。今、すれ違っても何も感じられないくらいやはりつまらないデザインです。
ところがこのXVになったらどうでしょう!生まれ変わったほどスタイリッシュ。さすがに同様のレクサスや最近の日産デザインを凌駕したとはいえないにしろ、これなら間違いなく北米の女性ユーザーの心を掴むでしょうね。
試乗をしていないのでここまでの話はあくまでもデザインのこと。これがどう走りと結びついているかで本当のパッケージングが決まるはず。先代は5ドアのとってつけたような成り立ちのXVでしたが、このXVはホンチャンのインプレッサの残念なところを払拭してくれた快作。北米では間違いなくこういうユーザーのニーズがあるので成功するでしょう。ただ日本はスバルの宣伝下手、そしてあまりにイメージがユーザー側に凝り固まっているため、この手のライフスタイルカーは受け入れられにくいでしょう。
あ、この展示車のカラー、デザートカーキという異色のカラーで最初違和感ありましたが、馴れるとなんかジワジワよくなってきました。強烈なタンジェリンが一番カッコウイイですけど、このカラーは世界に類を見ないオリジナリティがあるかも。
さて、最後に情報を一つ。新型フォレスターのカタログのコピーを見れました。「社外秘ですよ」と言ってましたけど、見せてくれるくらいだからもうヒミツじゃないでしょう(爆)。
クルマの成り立ちはキープコンセプトです。というのは基本エンジンの開発はすでに2年前に終わっていたので、パッケージングでのフルモデルチェンジです。ただ当然エンジンとしては最新改良版ですから、現行インプレッサ、レガシーのブラッシュアップ。特に今回のハイライトはターボのようです。というのは2.0新型ターボエンジン(86用とも言われたオールニュー)は相当コストがかかっていたこともあってレガシーでは非常に価格が高い!ところが今回のフォレスターはどうもそれが200万後半半ばで登場のよう。ここポイントのようですよ。
スタイリングは正直↓(笑)。なにせXV見た後だけに興奮のないデザイン。フロントグリルを指で隠したらなんとなーく今のフォレスターをちょっと流線型にしたような、インプレッサをふくらましたような・・。それこそフォレスターは割り切って質実剛健を王道で行けばいいのに。XVで女性ユーザーを取り込めるようになったのだから、ぐぐっとマスキュリンでスタリッシュであれば市場をもう一回掘り起こせたのではないかと。
レガシイ以降、基本車がトヨタに擦り寄ったような遠慮みたいのが伝統になってしまたんですかねー。スバリストの喜びは、隣にベンツが来ようがポルシェが来ようが、ましてや日本車の高級車何が来ようが、オレはスバルだよ、と堂々としていられる、そのブランド力なんですけどねー。埋没しないクルマの力。これこそスバルのはず。そこまでえらそうなことを言うなといわれてしまいますけど、いちおう5台のスバル車を乗り継いだのですこしくらい・・・(笑)
興味深く拝見いたしました~!
へたなカー雑誌の記事より詳細なレポ。さすがスバリストです!?
フォレスター気になっていたのですが、目新しさは無しですか(残念)
それにしても、スバル5台(代?)は大先輩です(笑)
わたしも20年で2代のレガシィ乗りですが、そろそろ3代目のスバルが欲しいものの
「これだ!」といったものがなく困ってます・・・先立つものが一番の理由か?(爆)
どうもです!
いやー、おはずかしい!素人がぬけぬけと!!
本当なら少ない台数で永く乗ることこそスバリストたる本来のゆえんでしょうが、フォレスター2台を運なく全損で失いました。初代は100対0の事故でもちろん、こちらが0。2代目はなんとここでは言えない信じられない破壊(笑)をウケやむなく手放しました。
そして今OUTBACKとビストロCLUBの2台体制。
正直レガシイを乗り継がれた方は現行のスバル車に魅力を感じにくいでしょうね。
また10年乗れる車だろうか?に応えられないですもんね。これじゃ4年サイクルで陳腐する他社と一緒。